日本全国のラーメンを通販

RAMEN STOCK 日本全国のラーメンを通販できるラーメンストック

「お店のため、お客さまのため」 圧倒的なスピード感で進化し続けることに価値がある。

リリースから1ヶ月半が経過し、日々進化している「RAMEN STOCK」。

プロジェクト誕生の経緯から、見えてきた現状の課題、今後の展望について、同プロジェクト主宰の生田悟志(株式会社凪スピリッツ代表取締役社長)が語り倒す!

Q:RAMEN STOCKを立ち上げた理由は?

当社では2月中旬からお店の売上が下がり始め、3月末〜4月上旬には1割まで下がってしまったんです。ちょうど日本でもコロナによるロックダウンが囁かれ、緊急事態宣言が出されるのも時間の問題という雰囲気になっていました。

お店でラーメンを出すのが当たり前だと思ってきたけれど、それが当たり前でなくなったという現実を突きつけられたわけです。

海外で展開している事業もダメ、国内もダメで、急いで舵を切り直さなければいけない状況でした。その打開策として、まずは自社の通販サイトを新たに立ち上げたんです。

すると、おかげさまでこれが好評で、売上がドーンと立った。当社ではお店が営業自粛しているため、そのスタッフである社員をサイト制作や工場に動員することでリソースを確保し、なんとか短期間でECサイトを立ち上げることができました。

この経験によって、ジャストアイデアではありましたが、営業自粛を余儀なくされている同業者の人たちに声をかけることで、サイトを立ち上げる時間のロスなく、毎月のお店の家賃分くらいを稼いでもらえるようお手伝いできるんじゃないか、と思いついたんです。

そこで最初に、知り合いのラーメン屋さんである「ラーメン大至」さんに声をかけて、試しにやってみようと、1週間くらいでコラボ商品を作って、自社サイトでリリースしました。するとこれも好評で、成果が得られました。

「これなら他にもやりたいラーメン屋さんがあるんじゃないか」ということで、自社サイトとは別枠のプロジェクトを立ち上げ、他の仲間にも呼びかけて「RAMEN STOCK」がスタートしました。

「RAMEN STOCK」のテーマは『美味しい本格ラーメンをお家で』。

やはり、ラーメンをお店に食べに行くという日常が日常でなくなってしまった状況でも、ラーメンを食べる習慣をなくして欲しくない、という強い思いがあります。

「RAMEN STOCK」で販売しているラーメン、つけ麺、汁なし麺はどれも「お店で提供しているのと同じ分量で、お店の味をそのまま届ける」というのがコンセプト。これは他にない特長だと思います。

プロジェクトを立ち上げて1ヶ月半が経過しましたが、そのコンセプトを売りの一つとしながらも、さらに家庭で食べやすい通販サイズを作ってみるなど、ユーザー目線でより受け入れられるような商品開発も検討し始めています。

ものすごく短期間で立ち上げたので、現場スタッフみんなの働きがあればこそですね。先行きが見えない不安な状況の中で、「これしかない」という思いで打ち込まずにはいられなかった部分もあります。数々のドラマが生まれましたが、それはまた別の話ですね。

Q:RAMEN STOCKで実現したいことは?

当初は16軒ほどでスタートした「RAMEN STOCK」も、6月1日現在は22軒ほどに参加店が増えています。

現状は各店の商品を当社が即金でまとめて買わせていただき、自社工場に持ち込んでパッケージング、発送までを行なっています。販売代行のような形ではありますが、そこで利益を取ろうとは思っていません。

でも、お店の数が増えると工場の冷蔵庫もいっぱいになってくるなど、少なからず問題も出始めています。お店の営業が本格的に再開したら、社員は本来の持ち場に戻るため、人員の確保も難しくなるかも知れません。

また、実際に購入してくださる方の傾向として、もともとラーメン好きだった人や、各店の常連さんたちがパッと買って終わってしまうというケースも少なくないことがわかってきました。

そのようなこともあって、この先の「RAMEN STOCK」をどうやって運営し、継続させていくかを考える段階になったと思っています。日々勉強と改善を繰り返していますね。

今は参加店の方から「やめて欲しくない」という声や、「スピード感に感謝している」という声もいただいているので、例えばみんなで少しずつ広告費を負担し合うような運営が理想的だなとは思っています。

また、ラーメン屋さんに寄り添いながらも、お客様視点で喜ばれるサイトにしたいという二軸を大切にしています。これまでは送料無料にして、できるだけ安価に届けるということをしてきましたが、参加店が増えたことで、お客様がどのお店の商品を選べば良いのかわからない、という状況が生まれています。

そこで、「気軽に本格的な味を楽しみたい」「ラーメンに詳しくないからこそ、注文して間違いない安心感は欲しい」という方向けに、「RAMEN STOCKスターターセット(仮)」という感じで、初心者にオススメの名店詰め合わせセットの開発も考えています。

さらに、「RAMEN STOCK」というステージだけは用意するので、あとはお店ごとの努力によってフォロワーが増えていくような仕掛けはどうかな、とも考えています。

新しい商品開発のタイミング、SNSやYouTubeを使うなど自由に発信しつつ、「RAMEN STOCK」を足がかりに自社サイトへユーザーを誘導したり、二次購入に繋げてもらえるような流れを作ってもらえたらと思うんです。

コロナで外出が制限されたことで、私たちはラーメンを外で食べることの楽しみに気づけたと思うんです。とはいえ、自宅で本格的なラーメンを楽しむこともできるようになりました。

そのことを押し付けがましくなく伝えられて、お店とお客様の双方が喜べる方法が、今の時代だからこそ実現できるのではないかと思っています。

Q:RAMEN STOCK今後の展望は?

先日、ライブコマースを初めてやってみたんです。動画をライブ配信しながらそれを視聴しているお客様がリアルタイムに商品を注文できるという、最近話題の通信販売スタイルです。

40分ライブ配信して、視聴者は70人ほど。売れたのは5セットという結果でした(笑)。でも、醤油ラーメンが売れやすいとか、マーケットを知る研究材料にもなるんですね。

まずは見てくれる人の母数を増やすところからのスタートではありますが、こうやってネット上で何かを伝えるのは新しい方法だし、今後もどんどん活かしていきたいと思っています。

現在はニューヨークを拠点にしている「中村屋」の中村栄利さんは、RaTube(ラーチューブ)と銘打って「THE 中村 RAMEN SHOW」というチャンネルで動画を公開しています。

私も自ら出演しているYouTubeのチャンネル「ラーメン凪」にも、シンガポールで活躍している「けいすけグループ」のけいすけさんに登場していただいた番組もあります。

先日は、国内外のラーメン店主がオンライン上でコロナについて真剣に語り合うなど、今は世界中のどこにいても日本のラーメンを発信し、つながることができるんですね。

「RAMEN STOCK」は、やりたい思いはあっても、諸事情でそれができないというラーメン屋さんが多い中、誰かがリスクを先に取ってでもやらなければ、という使命感で始めた部分も大きいです。

これをきかっけに、お店で食べるのが当たり前ではないことを少しでも知ってもらえて、ラーメン業界にも刺激を与えられたのではないかと思っています。

まだまだ試行錯誤ではありますが、「RAMEN STOCK」の今後にも、ぜひご期待ください!